栃木の日本酒はたしかに勢いがあります。
白相酒造花酵母の日本酒は「花酵母をうまく活かしている」という味わい。
飯沼酒造松井酒造の味も香りも、「旨い」とうならせてくれる造り。
県酒造組合加盟の本県を代表する26の蔵元が21日、東京・北千住の「THEATRE1010」で「下野杜氏・新酒発表2010」と銘打ったイベントを開き、栃木の酒を首都圏に売り込んだ。

年1度のイベントも今年で8回目。年々、参加者が増え続けており、今回から多人数に対応できる会場に移した。午後1時からの第1部は首都圏の酒店 や流通業者、飲食店関係者を対象に、蔵元ごとのブースで試飲会を開いた。約250人が出席し、グラス片手に「なかなかいい酒」「きれがある」などと利き酒 に臨んだ。

午後6時半からは、一般の日本酒ファンを対象にした利き酒会を催した。約500人が参加し、本県産品をたっぷりと使った弁当を味わいながら、新酒 を楽しんだ。若手の育成や酒造りの伝承を狙って創設した認証制度「下野杜氏」の4期生4人が登場し、初の女性杜氏となった相澤酒造の相澤晶子さんも紹介さ れた。

実行委員長の島崎酒造・島崎健一専務は「日本酒全体がなかなか振るわない中、栃木の酒は勢いがあると評価されている。催しをいい機会とし品質向上に努めていきたい」と話した。

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20100421/312668