http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090812AT2M1103L12082009.html
温暖化に伴いワインの品質が低下する恐れがあるとして、フランスのワイン醸造業者と国際環境保護団体グリーンピースなどは11日、仏政府に対し気候変動対策を強化するよう求める声明を発表した。ワインは仏の主要輸出品のひとつで、温暖化が進めば国際競争力を失いかねないと警告している。
声明には著名なワイン醸造社やレストランなど60以上の関連業者が名を連ねた。ワインの原料となるブドウの品質は土地の土壌や気候に左右される。声明によると温暖化がこのまま進めばブドウ栽培の適地は今世紀末には1000キロほど移動し、一部は仏をはずれてしまうという。ブルゴーニュやボルドーなど現在の産地では良質のワインをつくれなくなる恐れがあるとして政府に対応を求めた。

日本酒も似ていることが起きています。
温暖化により、発酵のバランスが崩れている
という報告をいただいています。お米の出来不出来もありますが、それ以上に日本酒にとっては発酵は味・香りの大きな決め手になります。
お米が溶けすぎたりして、ベトベトな味わいになってしまったりして、その蔵元ならではの味わいがなくなっている蔵元さんもあると聞いています。
日本酒はその土地、人、食材、文化が育んで出来たもの。
長い年月をかけて、その味わいは形成されてきました。
温暖化により日本酒が変わり、その街の文化そのものがなくなってしまうことも考えれます。