ソムリエで有名な田崎真也さんの記事が出ていました。
田崎真也さん絶賛、日本酒ベースの梅酒発表 - YOMIURI ONLINE
そもそも、「梅酒」ってなにで作られるの?
という疑問が出てくるはずです。
一般には焼酎甲類で作られているはずです。じゃあ、甲類があるならば、乙類もあるのか・・・ということになりますが、深い話になるので(後に書かせていただきます)、簡単にご説明させていただきます。
よく居酒屋に行くと、ジュースで割ったりして、もって来るものがあります。酎ハイですが、そちらに使われているのが「甲類」になります。
対して、水割りであったり、お湯割り、ロックで焼酎飲まれたりする機会があるかと思います。そちらが「乙類」になります。と考えていただくのが1番わかりやすいです。
話を戻しますと、今回の生酛(きもと)一筋の福島県の「大七酒造」さんが造られたということがおもしろいとおもいます。
生酛造りというのは昔ながらのお酒造りの1つでして、わたしの記憶では日本で造っている日本酒の生産量の1割に満たなかったはずです。
味わいの特徴として、香りはどこかで乳系の香りを感じ、口に含むと口の中でとろっとし、のどを通るときにお米の味わいを感じ、飲んでからもその余韻に浸ることができる日本酒が多い気がします。
そんなお酒で梅酒を造ったので、CMでやっている「さーらりとした梅酒」とは正反対な味わいで、以前こちらのお酒をいただいたことがあるのですが、口の中でトロッとして、飲んだあとに日本酒の甘味と梅のすっぱさがともに「ジューシーさ」を生み出し、「飲み応えのある梅酒」です。
氷を浮かせて嗜むのにもピッタリな梅酒です。
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福島県二本松市竹田の酒造会社「大七酒造」は18日、日本酒の純米酒をベースにした梅酒の新酒「生(き)モト梅酒極上品」を発表した。(モトは酉へんに「元」)
紀州産の高級品種「南高梅」と純米大吟醸を使い、約半年かけて完成させた。
この日は、ソムリエの田崎真也さん(51)を招いて試飲会を開き、田崎さんは「まろやかさや酸味がバランス良く調和している。味に深みがあり、余韻が長く続く。相当、試行錯誤されたと思う」と褒め、「特色ある梅酒は海外でも人気。高級料理店へ食前酒として売り出せば」とアドバイスした。
新酒は720ミリ・リットルで税込み4930円。3374本の限定品で、20日から県内外の酒販店で販売される予定。
問い合わせは同社(0243・23・0007)へ。