日本酒 利酒師 上仙裕一

日本の伝統と文化をこよなく愛する日本酒の伝道師『利酒師 上仙裕一』のオフィシャルブログ



20250321金_Summer Fall_1_




透明感あるクリスタル 炭酸を注入してるが泡もちはそこそこある


ほのかに吟醸香というか、生クリームやわたあめのようなあまい香り




■冷酒
1口目に緊張感が走ったが
一ノ蔵さんが出されている「ひめぜん」に
炭酸を入れた感覚最初は覚えた。

なにか料理と合わせるというよりは
乾杯酒、食後に少しずつ1缶をみんなで
わけあうほうがいい。

度数11度が意外と効いてて
250mlをちょっと慌てて、飲まないと
発泡感うすれてしまう。


20250321金_Summer Fall_2_



美味 ★★☆☆☆
余韻 ★★☆☆☆
コク ★★☆☆☆
甘味 ★★★★☆
酸味 ★★★★☆


価格:398円(税抜)
容量:250ml
出荷日:2024年12月

使用米 国産米
精米歩合78%
アルコール度数:11度
購入場所:ファミリーマート


20250321金_Summer Fall_3_




【総評】

日本酒、発泡性をこの価格で
いただけるのはうれしいところ。

そして、缶からスタイリッシュに
飲めるあたりの発案はさすがと思った。

ただ、味としては個人的な見解
ではちょっとワンランク高くていいから
すず音などに手を伸ばしてしまうかもしれない。




【記事参考】

【日本初上陸】逆輸入スパークリング日本酒「SummerFall」 _ TABI LABO




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20250320木_醤油のボトルのイラスト_cooking_syouyu_bottle


改めてになるが、「和食:日本人の伝統的な食文化」と、日本のこうじをつかった伝統的な酒造り(日本酒・焼酎など)には「関係性」があることを整理したいとおもう。 


1.和食と日本酒の共通点

・発酵文化:和食の根底には、味噌、醤油、酢などの「発酵食品」があり、日本酒、焼酎、泡盛、みりんも麹(こうじ)を使った「発酵」によって造られている

・季節との調和:和食は「四季折々の食材」を生かすことが特徴で、日本酒も仕込みの時期や熟成のタイミングが「季節」と深く関係している。

・出汁と旨味の相性:和食は昆布やかつお節の「旨味」を活かした料理が多く、日本酒も旨味成分(アミノ酸)が豊富なため、相性が良い。


2. 酒造りが和食文化を支える

・日本酒は和食の調味料としても重要
料理酒として煮物や照り焼きなどに使われ、料理の風味を引き立てる役割がある。

・米文化と一体化
和食の主食である「米」から作られる日本酒、焼酎、泡盛、みりんは、和食の文化と切っても切れない関係にある。

・郷土料理との結びつき
各地域の伝統的な和食と、その土地の地酒は相性がよく、地域ごとの食文化を継承する。


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20250320木_味噌蔵・味噌樽のイラスト_kura_misogura


2024年12月05日。「伝統的な酒造り」に焦点がユネスコ文化遺産に登録されたことが発表された。ただ1つ気になる点がある。正式には「日本の伝統的な『こうじ菌』を用いた酒造り」なのである。


「こうじ菌」で思い出すこと、みなさん、なにか忘れていないだろうか。そう「発酵食品」である。そして、その発酵食品が並ぶのが和食になる。


和食もユネスコ文化遺産に2013年、登録をされている。


和食によく使われる「味噌、醤油、酢、みりん、酒」これらの調味料はすべて発酵食品である。また、カツオ節の枯節・本枯節や納豆、漬物なども同じ発酵食品なのである。


こうしてみると、洋食が普及しているが、和食の根底には「こうじ菌」が身近にあり、日本人の繊細さの糧になっているということ。


特に、酒蔵さんに言わせてみると「米麹」はすごい!という言葉をお話をした酒蔵さんからは聞いた。味噌、醤油、酢、みりん、酒の原点は確かに「米麹」なのである。


私がお伝えしたいのは「伝統的な酒造り」と省略するのではなく「日本の伝統的な『こうじ菌』を用いた酒造り」という言葉にある「こうじ菌」の存在を忘れて欲しくない。


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