日本酒 利酒師 上仙裕一

日本の伝統と文化をこよなく愛する日本酒の伝道師『利酒師 上仙裕一』のオフィシャルブログ

2019年06月


全国新酒鑑評会2019があり
NHKさんなどのニュースで大々的に
放送されていた。

ただ、いくつか違和感を
感じずにはいられなかった。


ツイッターで書かせていただいたとおりになるが
美味しさを競い合ってるわけではなく技術力を見てる
わけである。


とある日本酒セミナーで分かりやすい
たとえをおっしゃっていた方がいた。


フィギュアスケートで言うならば
全国新酒鑑評会は「ショートプログラム」
の規定の演技を競い合うものだ。




ニュースを見ていて、飲み手の
方々が、金賞受賞酒を飲んでいて
「金賞だけあって美味しい」と言っていた。

ほんとか・・・?とおもった。

勘違いしないで欲しいのが
その人を否定してるわけではない。

ただ、このニュースを見て
「へえー!どんなんだろう」と
感じ嗜んでみる。

すると
・思っていたのと違う
・ちょっと香りがきついかな
・飲み飽きするな

などなど。

金賞を取る日本酒は劣化しやすい
ということもあり、飲み手に届く
までに劣化してることも。

実際問題、東京と広島で
お披露目会があるのだが

東京と広島で同じ日本酒なのに
味が違う

という現象は起きているようだ。



全国新酒鑑評会で賞をとるということは
酒蔵にとっては「名誉」なことであり、
「酒造りの励み」にもなっている。

その励みがあるからこそ、わたしたち
飲み手に、美味しい日本酒たちが
届いてくれるのである。


全国新酒鑑評会を見て、飲み手は
なにをおもえばええねん!!

そんな印象も伺える記事になってしまって
いるが

酒蔵同士が技術を磨き
切磋琢磨して「日本酒造り」
をよりよくしようとしてる

ことを感じていただければ
嬉しい限りである。 
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自分の目標とする人
それは、「明日の自分」である。

パッと尊敬する人
憧れの人、たしかにいる。

しかしながら、こうなりたい
とおもえるロールモデルは
思い浮かばなかった。

じゃあ、なんだろうか・・・

自分がよく独り言のように
言うことがある。

今日頑張った、明日も頑張れる。
「明日の自分」は「今日の自分」と
比較すれば、必ず変化している。

そんなことを、思った
日本酒フェア2019の深夜である。
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日本酒といえば
辛口だよね
そういう言葉はよく耳にする。


実際に、辛口と書いてある
日本酒たちを飲んでみると
みなさん、どう感じるだろうか?


あれ、甘いな・・・

あれ、辛くはないな・・・

おお、すっきりしてるな・・・

おお、ちょっと刺激があるな・・・


こんな感想をもたれたことがあるのではないだろうか。


辛口という単語、醸造用語という位置づけで
あり、辛いということを言いたいわけではない
のである。


甘口のワイン、甘口の日本酒
ということならば、イメージがつくだろう。


甘口の「対義語」として・・・辛口


というのが、定義上の使い方と
考えられる。


このブログの著者の見識でいえば
「甘さ控えめな日本酒」というイメージを
持っている。


この言葉については、まだまだ謎
多きところがあるので、今回は
ここまでにしようとおもう。


2019.06.14(金)18:00
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