全国新酒鑑評会2019があり
NHKさんなどのニュースで大々的に
放送されていた。

ただ、いくつか違和感を
感じずにはいられなかった。


ツイッターで書かせていただいたとおりになるが
美味しさを競い合ってるわけではなく技術力を見てる
わけである。


とある日本酒セミナーで分かりやすい
たとえをおっしゃっていた方がいた。


フィギュアスケートで言うならば
全国新酒鑑評会は「ショートプログラム」
の規定の演技を競い合うものだ。




ニュースを見ていて、飲み手の
方々が、金賞受賞酒を飲んでいて
「金賞だけあって美味しい」と言っていた。

ほんとか・・・?とおもった。

勘違いしないで欲しいのが
その人を否定してるわけではない。

ただ、このニュースを見て
「へえー!どんなんだろう」と
感じ嗜んでみる。

すると
・思っていたのと違う
・ちょっと香りがきついかな
・飲み飽きするな

などなど。

金賞を取る日本酒は劣化しやすい
ということもあり、飲み手に届く
までに劣化してることも。

実際問題、東京と広島で
お披露目会があるのだが

東京と広島で同じ日本酒なのに
味が違う

という現象は起きているようだ。



全国新酒鑑評会で賞をとるということは
酒蔵にとっては「名誉」なことであり、
「酒造りの励み」にもなっている。

その励みがあるからこそ、わたしたち
飲み手に、美味しい日本酒たちが
届いてくれるのである。


全国新酒鑑評会を見て、飲み手は
なにをおもえばええねん!!

そんな印象も伺える記事になってしまって
いるが

酒蔵同士が技術を磨き
切磋琢磨して「日本酒造り」
をよりよくしようとしてる

ことを感じていただければ
嬉しい限りである。