20241208土_書評の仕事 印南敦史著

 これからどうやって生きていくんだろうか。人と会うのも少数がいい。そんな中、書く仕事を改めてやりはじめよう。「書評」ってどうなのだろうか。と考えて、たどり着いたのがこの本。

 まずは、書評家ってどんなことしているのか、生活をしてるのか、儲かる仕事なのかが淡々と第1章、第2章では語られている。

 第3章では筆者のこれまで培ってきた「要約力」について。ようやくのポイント7つでは、ビジネスメールやプレゼンテーションなどにも応用できると感じられた。
 
 第4章では書評の技術・教養などをまじめに解説で終わるのか、筆者も書いててのってきたのか、「ヒップホップと自信」や「文章を書く人はラッパーに学べ」。著者の気分がノリに乗ってきた感覚を覚える。

 書評についての理解を深めるだけではなく、ビジネスパーソンの文章力にも役立つところが多くあったう。そして、ところどころに思わず「マジか!w」と笑いを含ませてくれてるチャーミングな文章もある。

 書評の仕事がどんなものかを伝えつつも、本の楽しさ、喜び。そういったものが後半にはちりばめられていて、最後には書評の書き方「5つ」もしっかりとやらんと読み手には伝わらんよ、で締まっている。
 






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