日本酒 利酒師 上仙裕一

日本の伝統と文化をこよなく愛する日本酒の伝道師『利酒師 上仙裕一』のオフィシャルブログ

カテゴリ:日本酒関連 > 日本酒Q&A




20250225火_日本酒の作り方_



 



こちらの本で100問100答という形式で本が書かれております。そちらを参考にQ&Aとアンサーの部分。私なりに考えて答えていきます。

玄米を精米することからはじまります。そのお米を洗い、浸漬させます。そして、そのお米を蒸します。お米に麹菌をふりかけて麹作りをします。そして「酒母」と呼ばれる、日本酒に適した酵母の基礎を作ります。その後、蒸したお米をさらに追加(3段仕込)して、「諸味づくり」という過程に入り30日から45日ほど発酵させます。そして、搾れば、日本酒の出来上がりになります。

※このあたり、もっとうまくレクチャーできるようにします。申し訳ございません。





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20250224月_お酒を造るとき、水道水はつかわないのですか?


 



こちらの本で100問100答という形式で本が書かれております。そちらを参考にQ&Aとアンサーの部分。私なりに考えて答えていきます。

つかわれています。都内にお住まいの方ならばご存知のかたならばしられているかもしれませんが、東京港醸造さんは水道水をつかっています。東京はいまは見かけないですが、東京の水道水をペットボトルが販売されていたぐらいです。





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20241207土_車井戸のイラスト


 



(解答1)

こちらの本で100問100答という形式で本が書かれております。そちらを参考にQ&Aとアンサーの部分。私なりに考えて答えていきます。

一言で言ってしまうと、「水は造れる」というのが大きな回答になります。つまりは、日本酒造りで酒質設計をするにあたり「こんな水」があればな。ただ、それだとテロワール(地域性)の観点からすると、説得力を生まないので、あまりお水をつくる酒蔵は聞いてない気がします。

また「麹菌」や「酵母」にとって、「カリウム」や「カルシウム」などがお水に含まれてると彼らの活性化に一役頑張ったくれます。

最初に「水は造れる」と書きましたが、地域の水をそのまま利用する。少し不要な物質があるならば(鉄など)それらは取り除いて利用する。



(解答2)
「美味しいお水があれば美味しい日本酒ができるのか?」というと、答えは「必ずしもそうとは限らないけど、良いお水は美味しい日本酒づくりにとってとても重要な要素の一つ」です。

なぜ水が大事なのか?
→日本酒は、およそ80%が水でできています。さらに、仕込みの段階では米を蒸す・洗う・浸す・発酵させる、全てに大量の水が使われます。なので、水の質が味わいに大きく影響するんです。


「美味しい水」=「日本酒に良い水」ではない?
実はここがポイントです。

飲んで「美味しい!」と感じる軟水(ミネラルが少ない水)でも、日本酒づくりには不向きな場合があります。

日本酒の発酵には「酵母」が元気に活動する必要があり、酵母が好むのはカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分がほどよく含まれた水。


水の硬度と日本酒の関係
軟水(硬度が低い)
→ きめ細やかで柔らかい口当たりの酒に。淡麗でやさしい味わい。
→ 例:京都・伏見の水(軟水)→「月桂冠」「黄桜」などの淡麗甘口

硬水(硬度が高い)
→ 酵母が元気に発酵しやすく、キレのあるしっかりした味に。
→ 例:兵庫・灘の宮水(中硬水)→「白鶴」「菊正宗」などの辛口酒



結論:美味しい水 ≠ 美味しい酒、でも…
「水が美味しい=日本酒も美味しい」はちょっと短絡的かもしれませんが、良い水はやっぱり良い酒の土台になります。最終的には米・酵母・技術とのバランスで決まりますが、水はその“味の設計”の大事なピースなんです。




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20241203火_田植えをする子供のイラスト







こちらの本で100問100答という形式で本が書かれております。そちらを参考にQ&Aとアンサーの部分。私なりに考えて答えていきます。

ともに結論からお伝えすると、「健康」についてはとくに変わりません。「味わい」についても日本酒の「造り手」さん次第によって美味しくもなれば、美味しくないかもしれませんというのが解答になります。

「健康」については上記著書に書かれているとおりで、同じ条件で有機栽培米とそうではないもので成分を比較した結果、変わらなかったそうです。

 「味わい」については酒蔵の視点からみると、それだけ手間隙かけられて造ったお米を雑に扱ったりするでしょうか。造り手も努力を惜しまず、酒造りに魂をかけて醸すはずです。



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20241128木_袋に入ったお米のイラスト








こちらの本で100問100答という形式で本が書かれております。そちらを参考にQ&Aとアンサーの部分私なりに考えて答えていきます。


A:答えになっているかわかりませんが、「酒造好適米」と「酒米」を整理しましょう。「酒造好適米」は名前のとおり、お酒を造るのに適したお米であること。

一方、「酒米」は日本酒を造るのに使用する「お米」のことを示すこと。酒米のことを「酒造好適米」だけのことを示してる方もいらっしゃりますが、わたしは厳密にはこのようにとらえております。


ぜひ、酒米ハンドブックで「酒造好適米」について読んでみることをおすすめします。

酒米ハンドブック 改訂版
副島 顕子
文一総合出版
2017-07-20






※参考サイト









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