
2024年12月05日。「伝統的な酒造り」に焦点がユネスコ文化遺産に登録されたことが発表された。ただ1つ気になる点がある。正式には「日本の伝統的な『こうじ菌』を用いた酒造り」なのである。
「こうじ菌」で思い出すこと、みなさん、なにか忘れていないだろうか。そう「発酵食品」である。そして、その発酵食品が並ぶのが和食になる。
和食もユネスコ文化遺産に2013年、登録をされている。
和食によく使われる「味噌、醤油、酢、みりん、酒」これらの調味料はすべて発酵食品である。また、カツオ節の枯節・本枯節や納豆、漬物なども同じ発酵食品なのである。
こうしてみると、洋食が普及しているが、和食の根底には「こうじ菌」が身近にあり、日本人の繊細さの糧になっているということ。
特に、酒蔵さんに言わせてみると「米麹」はすごい!という言葉をお話をした酒蔵さんからは聞いた。味噌、醤油、酢、みりん、酒の原点は確かに「米麹」なのである。
私がお伝えしたいのは「伝統的な酒造り」と省略するのではなく「日本の伝統的な『こうじ菌』を用いた酒造り」という言葉にある「こうじ菌」の存在を忘れて欲しくない。
前の記事
次の記事
まだ