日本酒 利酒師 上仙裕一

日本の伝統と文化をこよなく愛する日本酒の伝道師『利酒師 上仙裕一』のオフィシャルブログ

タグ:雄町

こちらの本で100問100答という形式で本が書かれております。そちらを参考にQ&Aとアンサーの部分私なりに考えて答えていきます


A:日本酒はお米から造られるアルコール飲料。おいしいお米から美味しい日本酒ができそうなイメージ。わたしも分かります。しかし、必ずしもそうではないです。

美味しいという定義をここでは「吟醸」「大吟醸」などの「高品質」としましょう。

美味しいお米というのは「コシヒカリ」「あきたこまち」などなど、スーパーやコンビニにあります。こうしたお米は「たんぱく質」「脂肪」「無機質(ミネラル)」などといったもの多くふくまれていることから、われわれは「美味しい」と思うわけです。

しかし、これらは「高品質」のレベルの日本酒を造る場合には「雑味」を生んでしまいます。

したがって「高品質」な日本酒を醸すには「美味しいお米」は少し難しいと考えられます。いまは、技術も進歩してきて、たとえば、一ノ蔵さんなどで「ササニシキ」をつかった日本酒も「高品質」と言ってもいいと考えます。

いま上げた「食料米」に対して、お酒造りに適したお米「酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)」と呼ばれるものがあり、これらが「高品質」な日本酒を生み出してくれます。例としては、山田錦、雄町、五百万石、美山錦などが上げられます。

私の意見としては、「高品質」と定義した「吟醸」「大吟醸」は「酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)」が適しています。しかし、日本酒の「技術」は発展しています。ですから、私としては、食べて美味しいお米でも、食べてちょっとサバサバして美味しくない日本酒でも「美味しい日本酒」は「醸せる」という答えを出させていただきます。




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雄町サミット2024_1

雄町の大きさがよくわかります。

雄町サミット2024_2

朝日とアケボノは岡山の酒蔵さんがよく使われる酒米(食べてもおいしい飯米)。

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丸本酒造の丸本さん。ゆっくり話を聞きたかった。

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辻本店の辻さんおふたり。お姉さまが杜氏、弟様が経営。息ぴったりです。

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雄町から考える最先端の日本酒ペアリング。


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上記は大吟醸酒の部。

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上記は純米酒の部


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上記は純米酒の部






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