日本酒 利酒師 上仙裕一

日本の伝統と文化をこよなく愛する日本酒の伝道師『利酒師 上仙裕一』のオフィシャルブログ

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20241207土_車井戸のイラスト


 



(解答1)

こちらの本で100問100答という形式で本が書かれております。そちらを参考にQ&Aとアンサーの部分。私なりに考えて答えていきます。

一言で言ってしまうと、「水は造れる」というのが大きな回答になります。つまりは、日本酒造りで酒質設計をするにあたり「こんな水」があればな。ただ、それだとテロワール(地域性)の観点からすると、説得力を生まないので、あまりお水をつくる酒蔵は聞いてない気がします。

また「麹菌」や「酵母」にとって、「カリウム」や「カルシウム」などがお水に含まれてると彼らの活性化に一役頑張ったくれます。

最初に「水は造れる」と書きましたが、地域の水をそのまま利用する。少し不要な物質があるならば(鉄など)それらは取り除いて利用する。



(解答2)
「美味しいお水があれば美味しい日本酒ができるのか?」というと、答えは「必ずしもそうとは限らないけど、良いお水は美味しい日本酒づくりにとってとても重要な要素の一つ」です。

なぜ水が大事なのか?
→日本酒は、およそ80%が水でできています。さらに、仕込みの段階では米を蒸す・洗う・浸す・発酵させる、全てに大量の水が使われます。なので、水の質が味わいに大きく影響するんです。


「美味しい水」=「日本酒に良い水」ではない?
実はここがポイントです。

飲んで「美味しい!」と感じる軟水(ミネラルが少ない水)でも、日本酒づくりには不向きな場合があります。

日本酒の発酵には「酵母」が元気に活動する必要があり、酵母が好むのはカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分がほどよく含まれた水。


水の硬度と日本酒の関係
軟水(硬度が低い)
→ きめ細やかで柔らかい口当たりの酒に。淡麗でやさしい味わい。
→ 例:京都・伏見の水(軟水)→「月桂冠」「黄桜」などの淡麗甘口

硬水(硬度が高い)
→ 酵母が元気に発酵しやすく、キレのあるしっかりした味に。
→ 例:兵庫・灘の宮水(中硬水)→「白鶴」「菊正宗」などの辛口酒



結論:美味しい水 ≠ 美味しい酒、でも…
「水が美味しい=日本酒も美味しい」はちょっと短絡的かもしれませんが、良い水はやっぱり良い酒の土台になります。最終的には米・酵母・技術とのバランスで決まりますが、水はその“味の設計”の大事なピースなんです。




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20241203火_田植えをする子供のイラスト







こちらの本で100問100答という形式で本が書かれております。そちらを参考にQ&Aとアンサーの部分。私なりに考えて答えていきます。

ともに結論からお伝えすると、「健康」についてはとくに変わりません。「味わい」についても日本酒の「造り手」さん次第によって美味しくもなれば、美味しくないかもしれませんというのが解答になります。

「健康」については上記著書に書かれているとおりで、同じ条件で有機栽培米とそうではないもので成分を比較した結果、変わらなかったそうです。

 「味わい」については酒蔵の視点からみると、それだけ手間隙かけられて造ったお米を雑に扱ったりするでしょうか。造り手も努力を惜しまず、酒造りに魂をかけて醸すはずです。



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日本ソムリエ協会55周年記念_看板_

日本ソムリエ協会55周年感謝祭が国際フォーラムで行われました。

日本ソムリエ協会55周年記念_達磨正宗_

ワインだけじゃなく、日本酒も。達磨正宗さん。(インスタグラムに飛びます)

日本ソムリエ協会55周年記念_西酒造_

焼酎のイメージが強い西酒造さん。ワインと日本酒。


日本ソムリエ協会55周年記念_夢殿_

真澄の夢殿。パッケージがこうなったことを知らなかった。


日本ソムリエ協会55周年記念_真澄_スパークリング

同じく真澄。スパークリング。2タイプのスパークリング。


日本ソムリエ協会55周年記念_対談_

トークセッション。テーマ:「世界に羽ばたく國酒パート1」。急遽、君嶋さんも参戦。


初めて日本ソムリエ協会さんの感謝祭には参加しましたが、金曜日の午前は人がいなかったのでねらい目なのかもしれません。来年もあったら、体調整えて、テイスティングできたらと思います。


 
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農!と言える酒蔵の会 テロワール_1_

農!と言える酒蔵さんたちのオープンセミナー「あなたのSAKEのテロワールについて教えてください」にお邪魔してきました。

農!と言える酒蔵の会 テロワール_2_


農!と言える酒蔵の会 テロワール_3_

テイスティングもあったのですが、パスして帰宅しました。テイスティングもったいないかもですが、セミナーに出れただけでも、褒めてやってください。

農!と言える酒蔵の会 テロワール_4_


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20241108金_drink_nihonsyu


※愛飲家の人たちは読まず飛ばしてください。

※読むと落ち込むのでそういう人も飛ばしてください。


日本酒のことを考えれば苦しくなる。日本酒の未来のことを考えれば苦しくなる。日本酒がたのしくなくなってる時間の方が多い。日本酒という言葉を聴くと怖くなる。日本酒という言葉を聴くと震えが来るようになってしまった。ワクワク、ルンルンという学生のときの想いは消えてしまっている。むしろ「ビクッ」としてしまってるぐらいかもしれない。

加えて、正直「病人の顔」を自分がなってしまっている。退院が早かったとか関係ないと思うが、こんなんじゃ人と会えないし、会っても不快感を与えるだけだ。

病院でも、わびしい、切ない、という形容詞をつかうことが増えてきた。

きょうも千歳へ行かなきゃいけなかったのに、起き上がれず、ようやく昼間ぐらいに立ち上がれた始末。(父の手術できるのかわからんなってしまったのでは・・・)

もう、終わってしまったのかもしれない。。。と感じてる。
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